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中二真っ盛りの時に発売されたSFC「テイルズオブファンタジア」に衝撃を受けた1995年の冬。

1995年の春頃だったと思う、
ゲーム雑誌で、テイルズオブファンタジアが紹介されたのは。

俺はいつも読んでいた、ファミリーコンピュータマガジンで釘付けになった記事があった。
それは、ちょうど中綴じの辺りに載っていたテイルズオブファンタジアの特集記事だった。

テイルズオブファンタジア...これは来るッ!と個人的に思っていた。

まあ、当時はゲーム雑誌に載ってる内容とか、画面写真とかだけでおもしろそうかどうかを
判断するしか出来なかった。

他の人にはどう見えていたのかしらないが、個人的には期待の一作となっていた。

ただ、当時はRPGのスクウェア、RPGのエニックスの時代で、
その中でナムコがRPGを出すというので、あまり注目されてなかった印象があった。
(もちろん、大作RPGだから、それなりの注目度はあったはずなのだが)

しかし、俺も期待はしていたが、そこまで期待していたわけではなかった。

というのも、戦闘がアクションだと言うふうに書いてあったが、
当時の中二の俺の感性では、すでにひねたものを持っていて、

「どうせRPGのアクション戦闘なんて、ちょっと毛が生えた程度のもんだろ」

このように解釈していたのだ。

今ならPV動画だとかそういうもので、「動いている画面」をユーザーに伝えることができるが
当時1995年、今とは情報格差が比べ物にならないぐらいひどくて、
ゲームの情報なんて、ゲーム雑誌以上のものを見れることはまずなかった。

例外的に、ゲーム情報番組みたいなもの「スーパーマリオクラブ」とか「ゲーム王国」なんかで
見ることが出来たが、実機で動いている画面が見られる機会は本当にそれだけだった。
後はテレビコマーシャルとか。

まあ、俺のネガティブ感性とか、捻くれた感情を差し引いても、気になるゲームであったことは確かだった。

結果的に同時期に発売された、エニックス「ドラゴンクエストVI」なんかより(というと失礼だが)、
期待値はずっと高いゲームであった。

1995年9月
俺は新聞配達を始めた。
それなりの小遣いを稼ぐようになってから、店頭で値下げされてもほぼ1本1万はするという高いスーファミのカセットでも月1、2本買えるぐらいの財力を手にした。

それ以降、ファミリーコンピュータマガジンではテイルズオブファンタジアの記事は目立つほど載ることもなく、俺は忘れ始めていた。

まあ12月に出るみたいだし、押さえておくか程度のものに次第に格下げされてしまっていた。

そして、1995年12月15日

学校を終え、新聞配達を終えた、夜18時を過ぎた頃だった。
すでに真っ暗の中を、俺は雪道の中自転車に乗り、近場のゲームショップへ向かっていた。

行きつけのゲームショップ。
そこで、予約していたテイルズオブファンタジアを買う。
値引きされても一万円でも数百円もお釣りが来ないほどの値段だった。

家に帰り、時間は18時30分を過ぎていた。
ご飯を食べながら、箱や説明書を汚さないように、説明書を読んでいたのを今でもはっきり覚えている。

ご飯を食べた後、スーパーファミコンにカセットを差し込みスイッチオン。

そこで、これが流れる。


スゲェ!!

素直にそう感じた。

俺のゲームレビューサイトを見てもらえばわかると思うが、俺はゲームに対してはシビアで、
他人10人中8人が面白いと思うものですら、いやここはこうだからだめだ、複雑なシステムだからだめだ
などとこねくりまわしてしまう人間だ。
(去年末頃から、読み物としてはそれではだめだとなり、路線転換をしたから相当、丸くなったが)

その人間を、スゲェ!!と震撼させるのは、並大抵のことではない。

ここで終わらなかったのが、テイルズオブファンタジアの素晴らしい所だ。

俺が危惧していた戦闘シーン。俺はここに最も驚愕し、感動を覚えたのだ。

さっきも書いたが、どうせRPGでやるアクション戦闘なんて、おまけで作った程度のものしか出来ないのだから、なんかちょっとアクションっぽい戦闘止まりで、なんかに毛が生えた程度のものなんだろ

このように考えたのには、ちゃんと裏がある。
1995年9月30日に発売されたスクウェア「聖剣伝説3」である。
このゲーム知っている人ならわかると思うが、アクションとしてはとてもじゃないがギクシャクした作りで、かろうじてアクションRPGと言えるよねというレベルのゲームだったというのも、俺の考えを後押しした。
ああ、RPGのスクウェアですら、RPGでアクションやろうとしたらこのレベルのものしか作れないんだ...と俺をがっかりさせたからだ。
他にも1995年3月11日スクウェア「クロノトリガー」も若干のアクション要素(というか処理)があったが、なんだかぎこちなくて、RPGでアクションやるのは相当大変なんだと俺に思わせた。

こう思っていた。

ところがである。

プレイヤーはキビキビ動かせるし、当たり判定や重ね合わせもきちんとしていて、ちゃんと"アクション”していたのである。
途中、処理落ちで重くなったりもしない、長い魔法エフェクトとかでダラダラしたりとかもしない、それどころか魔法発動のエフェクト自体に当たり判定が付いていたりする。

とにかく、あらゆる部分でアクションとしても本格的で、そのことに驚かされたのだった。

それ以外ももちろん一定水準以上の出来で、というか最高級の完成度で、俺は唸った。
グラフィックは独特の色彩で綺麗だし、ストーリーは口当たりがよく、時間転移を扱ったシナリオは二転三転して面白い。
今ではすっかり有名になってしまったが、意外な結末を迎える展開なんかは、当時はすごく衝撃的で、シナリオの出来も良い。
それから、味方キャラの使う技名が実に中二臭く、格好良い(魔神剣とかがその代表例であろう)。

俺は先に出たドラクエVIを放り出して夢中になった。

ただ、SFCの「テイルズオブファンタジア」は、ちょっと意地悪なところがあって、
その場所に差し掛かったとき、先に進めなくなり、途中、何ヶ月か放り出してしまったのだが、
今思うともったいない話である。
それ以外にも、途中で何やったらいいかわからなくなる場面がいくつかあり、当時の俺は友達と相談しながらやっていた記憶がある。

口コミで売れだしていることを知ったのは翌年のことである。
中古でこのゲームがやたらに高い。確か中古なのに7000円とかしてた記憶がある。

残念ながら、このゲーム、
俺のクラスで話題になることはまったくなかった。
なので、ゲームが人気だということすら、俺には実感できなかったのだった。

どこからか評判を聞きつけて(俺はこの辺の情報源が本当に謎であった)、
いつも戯れていたオタク友達に「貸して!!」と言われて、貸したこともあった。

その友達も、「テイルズオブファンタジア」にどっぷりとはまり込み、主題歌CDを取り寄せで買ったほどだった(SFC版の方)

最終的に俺がゲームをクリアしたのは、翌年96年の5月とかそれぐらいの時期だったと思う。

当時は勉強に新聞配達も両立しており、毎日帰りが18時という会社員みたいな生活をしていたので、
忙しくて、ゲームをやる時間が全然取れなかったのだ。

このゲームを作っているのがナムコではなくて、ウルフチームが作っていることを知ったのはなんであったか、多分スタッフロールだと思うのだが。

その後、これを作ったスタッフが独立してスターオーシャンを出したのを知ったのはゲーム雑誌を読んでいるだけですぐわかった。

スターオーシャンがテイルズ2と言っても過言ではないほど、ゲームの作りが似ていたからだ。
(これには、あのオタク友達にもすぐにわかったらしく、スターオーシャンは発売日に買っていた)
まあ、そのへんの話もいろいろ書こうと思ったのだが、またネガティブな話が入ってくるのでこの辺にする。

そんなわけで、俺がシリーズほぼすべてを発売日に買いエンディングまでプレイするテイルズ信者というか、テイルズ厨になっていった理由を今回、紐解いていった。

SFC版初代テイルズオブファンタジアに並々ならぬほどの思い入れがあるからだ。
そしてもちろん、同じぐらいスターオーシャンのみならず、トライエース製RPGにも思い入れが強いのはこのためだ。

それぐらいこのゲームの「アクション戦闘」の完成度の高さに俺は魅入られていってしまったのだ。

やっぱりミントの声はこおろぎさとみだよな!!とか、ミントの法衣は青だよな!!とか
そういう思い入れ、PS版から入った人には、わっからんよなぁ~~と思う。

だって、俺とテイルズの出会いが、そもそもSFC版だったのだから、この隔絶した思い、気持ちはどうしようもないのだ。

PS版でリメイクされたのは嬉しいし良かったことだと思うが、やはり俺の中でのテイルズオブファンタジアはどう頑張ってもSFC版なのである。
とはいえ、人にすすめるとしたらPS版かPSP版になっちゃうんだけど。

今回は、SFC版「テイルズオブファンタジア」についての思い出について書いた。
俺がテイルズ厨になっていった理由がわかっていただけただろうか。

実はその後、PSのテイルズオブデスティニーで一度テイルズに失望し、エターニアで復活、デスティニー2で「なんか別物になったな」と感じて、シンフォニアで「俺のテイルズが戻ってきた!」となったのだが、
その辺の事情は、別の機会に語りたいと思う。
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